写真好きなら知っておきたいハーフサイズカメラのこと

フルサイズカメラの『倍』撮れるハーフサイズカメラは、旅行(今はコロナ禍で難しいけど)やお散歩はもちろん、撮影の練習にももってこいなんです。

ハーフサイズカメラの中

倍ということはつまり、36枚撮りフィルムだと72枚くらい撮れることになります。とはいえ、72枚撮りきるのは案外大変だったりするので、私は24枚撮り(48枚)フィルムを使用しています。

手描きでわかりにくいかもですが、ハーフサイズなので、普通に構えるとファインダーは縦の構図になります。なので、写真も縦長になります。

現像するとこんな感じで縦になります。もちろん、カメラを縦にかまえて撮影すれば、横向きの写真になります。でも、私はこの縦の構図が好きなので、横で撮影したことはほとんどありませんが、横向きの写真を撮影したければ、カメラを縦に構えましょう。

現像に出してCD-Rに焼いてもらうとデータが下の画像のような感じになります。お店のスタッフに、ハーフサイズのカメラで撮影したことを伝え、一枚一枚にしてもらうよう事前にお願いしておくか、あとで自分で加工(トリミング)しましょう。

もちろん、そのままでも組写真みたいでおもしろいです。撮影時に、組写真を意識して撮ると写真にストーリーが生まれ、いつもと違った表現ができます。

画角が縦長なので、最初、慣れるまでというか感覚をつかむまでに少し時間が必要かもです。この縦長の中に、被写体をどうおさめるか……。どこをメインにもってくるか……試行錯誤しながら撮影するのも楽しみのひとつです。

あえて、デメリットをいうならば解像度が粗いという点です。そもそもフィルム写真にデジタルカメラのような、鮮明さを求めるのはナンセンスですが、少なくとも大きく引き伸ばして見せることは想定されていないことを覚えておいてくださいね。

ハーフサイズカメラ購入時に確認すべきポイント

基本、中古フィルムカメラを買うときと同じようにチェックしていけばいいのですが、ハーフサイズカメラは一般のカメラとはシステムが違うことが多々あります。フィムが装填されていないと作動しないカメラや、電池が入っていないとシャッターが切れないカメラなどがあります。お店の方に必ず使い方を聞いてから作動チェックをしてくださいね。

オークションで購入する場合は、質問OKなカメラに詳しい出品者を選ぶ必要があります。

ぜひ、こちらも読んでみてくださいね。

たとえば、キヤノンダイヤルはフィルムがセットされていないと、ゼンマイの巻き上げができません。さらに、露出計のチェックには電池が必要です。

まとめ

フィルムがまだまだ高価だった1960年代前後に製造され、通常の倍撮影できるということで、一気に流行したハーフサイズカメラ。金属製ボディのものが多く、重厚感と高級感があります。持っているだけで、とてもワクワクした気持ちになるんです。

その後、フィルムの価格も廉価になり、ハーフサイズカメラのメリットだった倍撮影できるという恩恵も薄れ、さらにデジカメが登場したことで低コスト化がすすみ、ハーフサイズカメラだけではなく、フィルムカメラの需要がだんだんとなくなってきました。

それでも、フィルムカメラで写真を撮るときの、あの高揚感はデジタルカメラでは決して味わえないと思っています。撮影しているときも、なんていうか、特別な瞬間を感じます。

OLYMPUSのPEN-FやFTだと、4万~5万くらいするので、フィルムカメラをこれからはじめるという人には、少しハードルが高いかもしれませんが、コンパクトで値段もかわらしいハーフサイズカメラもたくさんあります。

CANON DEMIシリーズだと、1万~2万円くらいで手に入るかもしれません。ぜひ、お手頃価格のハーフサイズカメラを手に入れて、お散歩へでかけてみてください。きっと何かが変わります。

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