ゼロからはじめるLOMO-LC-Aの魅力と楽しみかた入門

私が一番最初に自分で買ったカメラは、ロシア製のコンパクトカメラ「LOMO-LC-A」でした。※写ルンですは除く

うちにあるのは、ソ連時代のオリジナルUSSR製です。その後、lomographyが支援してLOMO Boy(通称ロモ蔵)が描かれたロシア製が生産されました。

2005年にロシアでの製造が終了したあと、中国の工場で復活したのが、現行のLOMO LC-A+です。

見飽きた風景が、見慣れた空が、まるで魔法にでもかかったかのように写ります。フィルムセットに失敗したり、なぜか写っていなかったりとドキドキさせられるけど、それでもこのカメラで写した世界はとてもステキなのです。

にもかかわらず、このブログで大々的に取り上げたことがなかったなと……。
LOMOだけで500枚以上は撮影しているのに、です。

というわけで、今回はあらためてLOMO-LCAの魅力について書いていこうと思います。

コシナCX-2を完全コピーした旧ソ連のカメラ

日本製のコシナCX-2というカメラをコピーしてつくられたLOMO-LC-A(以下LOMO)。※ 右がコシナ、左がLOMO

image by delta16v

1982年に発売されました。82年といえば、世界で初めてCDがプレスされた年ですね。関係ないですけど。

そのコピーっぷりは徹底していて、サイズや重さはもちろん、ネジの位置まで同じだそうで。

ただ、如何せん仕事が雑でした(苦笑)できあがった写真は、ピンぼけ、周辺光量落ち。

しかし、こんなデタラメなカメラがヨーロッパで大ヒットしちゃいました。

Minitar 1という青紫にコーティングされたレンズが付いています。このレンズで撮影すると、なんでもない風景や、いつもの日常をドラマティックに切り取ることができるんです。

新たな価値観を生んだLOMO-LC-A

ピンぼけや周辺光量落ち、ハイコントラストな写り、クロスプロセス現像による遊びを楽しむ。※クロスプロセス現像とは、簡単に言うとわざとカラーバランスを崩して現像する現像処理のこと

このLOMOの魅力が世界中で一大ムーブメントを起こすことになりました。

とにかく自由に。なんでもアリ。そもそも写真って、そういうものだよねって気づかせてくれるカメラなんです。

トイカメラみたいなものだし、というかトイカメラだし、思い通りに撮れなくて当たり前。被写体との距離もいまいち掴めないし、ブレたり、暗すぎたり、明るすぎたり。最初のうちはもう大変です。フィルムセットがうまくできていなくてなにも撮れてないこともよくありました。

でも、それ、全部ひっくるめてLOMOなんです。

撮影のポイント

なんといっても「距離」。

レバーで80センチ(0.8m)、1.5m、3m、∞(無限大)と設定できます。

被写体との距離に合わせて変える必要があるんですが、撮影に夢中になると忘れるんですよね。

80センチに設定して撮影すれば背景をぼかすこともできます。

無限大だと何も気にすることなく撮影できます。楽ちん!

距離を測る方法はなにかあったように思いますが、私はとにかく慣れるまで撮りました。結果、ピンぼけ写真を大量生産することになりましたけど(苦笑)

硬いものはやわらかく。やわらかいものは、よりやわらかく。無機質であればあるほど、LOMOの魔法は強くなる。

これからもLOMOの面白さ、カメラの楽しさを伝えていけたらと思います。

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